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HoloLensファーストインプレッション

HoloLens買いました。

5-6時間ほど装着してみた感想です。
色んな項目を☆の数(最大5個)で評価してみます。

画質 ☆☆☆~☆☆☆☆

解像度 ☆☆☆☆☆

 解像度はかなり高く見えます。現行のVR(Vive,Oculus,PSVR)に比べるとピクセルが4倍~8倍くらいに増えた感じがします。
現行VRの視力が0.3-0.4くらい(1メートル先の本も読めない)だとすると、0.8~1.0くらいになった感じです。VRの解像度が将来この程度まで増えれば(もしくはHoloLensの視野角が3倍以上広くなれば)もう色々と戻ってこれない気がします。

視野角 ☆

 解像度を優先するため犠牲になったのが視野角です。
腕を前にまっすぐ伸ばして、手のひらを一杯に広げて両手の親指同士が触れるくらいの領域になります。
慣れればそれほど違和感が無くなるらしいですが、まだ1日目なので…
(最初つけたときよりは大分違和感は減りました。見える範囲を体に覚え込ませる必要があるのかもしれません。)

再現性 ☆☆

 映像にかなりの色むら(紫と緑)があります。
実写の映像ではそこまで気になりませんが、アニメなど単色で広い領域があると確実にわかります。
テレビやプロジェクタでこの色むらがあったら確実に不良品と言われるレベル。
とはいえそれを除けば、発色自体は綺麗な気がします(素人の意見ですが)

輝度 ☆☆☆☆☆

 輝度を最大まで上げるとかなり明るくなります。
特に実写の映画を見てると、空や太陽光の反射、爆発の光などが眩しく感じるほどです。
HDRテレビはまだ見たことはないのですが、こんななのかなーという感じです。

現実世界の見えやすさ ☆☆☆

 少し明るめのサングラスを掛けている感じです(普段サングラス使わないのでアレですが)
ウチはシャッターが下ろしてあり、照明が暗くPCの液晶も暗めにしてあるため、HoloLensを掛けた状態だと画面がかなり見えにくくなってしまい、ディスプレイの輝度を上げない限りPCと同時に使うのは難しいと感じました。
 明るい部屋(+明るい液晶)なら問題ない気がします。

不透明度(仮想世界の見えやすさ)☆☆☆☆

 輝度を最大にすると、現実世界の後ろ側はほとんど見えなくなります。
ただ後ろに模様がある場合(絵とか)は、微妙に模様が透けて見えるので、気になるかもしれません。
ま、これも部屋の明るさに依存しますね。

画面以外のハードウェア ☆☆☆☆☆

ラッキング(Inside-Out方式) ☆☆☆☆☆

 みんなが言っている通り、置いてあるオブジェクト、ウィンドウが全然ずれません。
ウチみたいな暗くてごちゃごちゃした部屋でもこれなので凄いです。
ただしある程度の明るさは必要で、真っ暗な部屋ではトラッキング無しの制限モード(Limited)に切り替わります。

バッテリーの持ち ☆☆☆☆

 昼から夜まで使っている間に、2回バッテリーを使い切りました。
大体3-4時間くらいが目安かと思います。ほとんど動画再生か3Dアプリを動かしていたので、消費量が多かったのかも。

ジェスチャー操作 ☆☆☆☆☆

 HoloLensは基本素手によるジェスチャー操作になります。
ジェスチャーは基本2種類しかなく、認識範囲内であればほぼ100%正しく識別されます。
ジェスチャーに関しては赤外線を使っているためか、真っ暗な部屋でも反応します。
慣れればメールアドレスの入力くらいならサクサクできます。

視線操作 ☆☆☆

 視線といってもアイトラッキングされているわけではなく、現行VRと同じ首を振ってポインタを合わせるタイプです。首が疲れます。

音声認識 ☆☆☆

 英語なのでアレです。Selectがどうやっても認識されません。

装着感 ☆☆☆☆

 リングの締め付けのみだと頭が痛くなるので、上にヘッドバンドをつけて負荷を分散させます。
視野角の狭さも相まって、なかなかいいポジションにするのが難しかったりしますが、多分慣れれば問題ないでしょう。
ヘッドバンドをつけた状態では1時間以上つけていても頭が痛くなることはなかったです。

ソフトウェア ☆☆☆☆

言語 ☆☆

 最初の設定からチュートリアルから配布されてるアプリまで基本的には全て英語なので、全く英語全然ダメって人にはお勧めできません(そもそも買おうと思わないでしょうけど…)
 充電してくださいの通知まで突然英語で話しかけられるし、更に英語でコマンドを出せるので(もしくはジェスチャー)英語に慣れるのはいいのかも?

Windows10のHoloLens版 ☆☆☆☆

 触った感じはWindows10Mobileに似てます。
ウィンドウごとにLimitedモードに切り替えられたりとかウィンドウの角度を回せたりするともっと良かったのですが、まぁ普通に使えます。

開発以外の使い道 ☆☆☆

HoloTour ☆☆☆☆☆

 VR観光アプリです。遠景は360度動画(実写もしくはプリレンダCG)で、数メートル以内の近景はリアルタイム3DCG描画になっています。
今のVR(Vive,Oculus,PSVR)で旅行を仮想体験とかたまに言う人がいますが、解像度が低すぎて現状その用途では使い物になりません。
ですがこのアプリに関しては色々クオリティが高いのもそうですが、HoloLensの解像度の高さも相まって、確かに観光出来ていました(英語なので解説はイマイチわかってませんが)
 特にコロシアムでの音声認識を使った演出には思わず笑ってしまいました。

ゲーム -

 ゲームも何本かあるみたいですが、疲れそうなのでまだやってないです。

動画鑑賞 ☆☆☆☆☆

 AmazonプライムビデオはEdgeブラウザで普通に見れます。他にもYouTubeとかニコニコ(HTML5版)とかNetFlixなど見れるみたいです。

ムフフ動画鑑賞 ☆☆☆☆☆

 DLNAアプリや、DMMのストリーミングでムフフな映像も見れます。
面白かったのが、ウィンドウを視野角に収まらないくらい大きくして、更に自分に近づけた状態で鑑賞することです。
映画やアニメと違って、常に画面全部を見ないといけないわけでもないので、頭を動かすことで自分が見たい場所をじっくり大画面で眺めることが出来ます。
 首を振って顔を見たり下半身を見たりを繰り返したりするなど、平面ではあるもののVR動画的な楽しみ方ができます。

映画鑑賞 ☆☆☆☆☆

 部屋を真っ暗にして(Limitedモードでの)映画鑑賞がおすすめです。
テレビだといくら画面の中でコントラストが高くても、その光が部屋の周囲を照らしてしまい、没入感がそがれてしまいます。
VRHMDでは解像度が足りませんし、手元が見えません。HMZなどの完全に目を覆う映画用HMDも同様です。
その点HoloLensは部屋の周囲を照らさず、輝度も眩しいくらいあり、さらに周囲が見えるため(暗いけど)ジュースを飲んだりできます。
しかもワイヤレスなので、ジュースの補充やトイレにもそのまま行けます。基本Windows10なので、見られるコンテンツに困ることもないでしょう。
 ということで映画鑑賞用デバイスとしても結構優秀なのでは?と思っています(色むら問題と、視野角の関係上サイズが2m先の40-50インチ程度に限定されるのが難点ではあります。でも映画見るだけならBT-300のほうが安いし評判聞く限り映像が綺麗らしい)

 あと音に関しては、最大音量が低くて迫力はあまりないのですが、サラウンドが結構効いてる気がするので悪くないです。

電子書籍 ☆☆☆

 KindleCloudReaderが使えたので、ToLoveるダークネスのカラー版を少し読んでみました。
HoloLensは視野角が横長なので、基本縦長である書籍を読もうとすると、ウィンドウを縦に大きくしなくてはいけません。
そうすると1コマがタペストリーくらいのサイズになるので、丁寧に絵を観察することができます(でも首が疲れます)

リモートデスクトップ ☆☆

 解像度が高いので現行VRのデスクトップ表示よりは全然綺麗ですが、それでも物理ディスプレイには到底及ばず、まぁ普通にディスプレイで作業したほうがいいです(遅延もそこそこあるし)
 キーボードとマウスはBT接続で普通に使えます。

XboxOneストリーミングプレイ ☆

 なぜかうちの環境ではXboxOneが認識されませんでした。出来てる人はいるので、環境を変えてまたチャレンジしたいです。
(これが本命だったのに…)

まとめ

 今回はHoloLensのハードウェア部分の評価と、買って何をするのか、何ができるのかを中心に書いてみました。

 33万円と高価ですし、最近VR/MRの分野はソフトウェア/ハードウェアの進歩が早いので、最悪1,2年でガラクタ同然になってしまうことも考えられます。ということで非開発者の方には、そこそこお金に余裕があるとかでない限り、すぐ購入するのはお勧めできません。まずは知り合いの開発者にでも借りて、試させてもらいましょう。そして浮いたお金で任天堂Switchを買ってHD振動を楽しむとか、HTC Viveを買ってVR彼女を楽しむとかのほうが、総合的には良いかと思います。